
ぼくは、うつ病にかかってとても苦労しました。
今回は体験談を元におおよその治療期間と現在完治できているのかをお話します。
まずよくこのような質問を受けます。
ぼくの答えは・・・
だって、完治ってどういう状態か分からないからです。
仮に、うつ病という病気を患う前に完全に戻ることができるかというと・・・
ぼくは、戻りませんでした。
でも、できるだけ近い状態にすることはできます。
現在、薬も服用していないし、お医者さんにも通院していません。
薬を飲まなくなって、とても体調も良くなりましたし、
副作用で眠気に襲われることもなくなりました。
そうですね。
考えてみれば、もう完全に薬を服用しなくなって2年が経過しました。
仕事を完全に辞めて、2年ですね。
ぼくの場合は、うつ病の原因が仕事でした。

理解しがたい上司の罵声。
土日のプライベートすら奪うレクレーションという名の強制・・・
こういうのがイヤでイヤでたまりませんでした。
しかも、ひどいときには週3以上飲み会に付き合わされてました。
しかも・・・割り勘。
え?飲み会って楽しいじゃないですか!!
と思われるかもしれませんが甘い甘い(笑
上司のお酒が空いていたら、
すぐに店員さんを呼びにわざわざ厨房まで言って注文しなきゃいけない。
偉い人が暇そうにしていたら、話相手にならなきゃいけない。
(これがつまんない話ばかり汗)
飲み会なんだから楽しい話すればいいのに、
仕事の話ばかりでしかも説教までしてきます。
これがお酒が入ると、余計にくだらないことばっかり言ってくるんですよ。
いつもの何倍も饒舌になります(笑
「おまえ。家に帰って、テレビばかりみてるからいけねんだよ。」
とか・・・よく分からないプライベートのことまで突っ込んできます。
いや、おまえには関係ねえじゃんって心の中で何回思ったことか(笑
そして、強制的に二次会に参加させられ、
どうでもいいカラオケを聴かされます。
上司たちの気分が悪くならないように、
気を遣って、タンバリン鳴らしたり踊ったりして場を盛り上げます。
あ~、くっだらねぇ時間でした。
今思えばですけどね。

だって、この仕事を辞めてしまうと、多くのものを失ってしまうからです。
誰もが就職できる仕事ではなかったし、就職のために勉強などの努力をしています。
正直、世間からはうらやましい仕事だとよく言われました。
辞めた後は、「もったいない」ってかなり言われました(笑
でも、僕にはうらやましくも何ともない、自分が心からやりたいと思える仕事ではなかった。
こんな仕事だったけど・・・我慢しかなかった。
くだらない時間、イヤなことがたくさんあるけれど続けるしかなかった。
続けていれば毎月決まったお金は入ります。
でも、感情のない人形として生きていくことが最良だと思えるくらいのひどい職場でした。
転勤は命令されればどこへでも行かなくてはいけないし、
何より本当にこのままでいいのだろうか・・・
自分が本当にやりたいことは何で、一生この仕事を我慢したまま続けて一生を終えるのか・・・
こういう考えにどんどんなっていって、腹痛や頭痛が始まり・・・
うつ病だと診断されてしまいました。
仕事の時は薬を飲まないと、吐き気がして仕事ができませんでした。
だから、常に副作用の強い抗うつ剤を服用していました。
すると仕事がどんどんつらくなってくると言う悪循環でした。
うつ病は誰にでも可能性のある病気です。
治療期間はもしかしたら一生かもしれません。
そして完全に完治するのは難しいかもしれません。
でも、完治に近い状態に戻すことはできます。
まず、自分のうつ病の原因が何かをきちんと考えること。
そして、その原因から距離をとることが大事です。
ぼくは、うつ病の原因から距離をとれたおかげで、少しづつ薬に頼ることをやめることができ、
医者にも通う必要が無くなりました。
でも、仕事とか何らかの原因でお金が絡む問題だったらそうもいきませんよね。
ぼくがそうであったように。
少しいやらしく聞こえるかもしれませんが、
お金でできることは多いです。
選択肢が増えます。
できることが増えるのです。

時間に縛られない自由な時間を過ごしています。
人混みを避けるライフスタイルを過ごしています。
他にもたくさんありますが、付き合う人も仕事で仕方なく飲み会に行くとか(笑
そんなくだらないことに時間を使わなくて済みます。
うつ病からできるだけ完治に近づけて、こんな生活を送ってみたい。
そんな時は、このブログを参考にしてみてください。
実際に経験したことを書いていますので。
同じ境遇の方に少しでも参考になれば、ぼくとしてもうれしい限りです。
うつ病は、うまく付き合っていく病気だと思います。
だから治療期間とかは無いし、完治という概念も無いというのがぼくの経験から言えることです。

我慢する人生なんて本当にもったいないですので。
人生一度っきり。
たった一度の人生思いっきり楽しみましょう。